2020/01/07(火)に行われた「Bonfire iOS #7」のまとめです。
ハッシュタグは#yjbonfireです🐦
BonfireやLODGEについては#5のまとめ記事の冒頭に記載しています↓
イベントページはこちら↓
開場
- 時間:19:00-
会場はヤフーさんのコワーキングスペース「LODGE」です。
たくさんのiOSアプリエンジニアさんが集まっています。

発表
今回のテーマは「ヤフーiOSオールスターズ」です。
ヤフーのiOSアプリエンジニアさんが2019年に取り組んだ内容をお話しされました。
ヤフーアプリの品質向上戦略
- 時間:19:35–19:50
- 発表者:西 磨翁さん(@mao_nishi)
ヤフーさんでiOSアプリの品質を向上するために行ったことの発表でした。
App アナリティクスの公式ドキュメント↓
App アナリティクスやOrganizerからクラッシュ率を見れるとのことですが、私はCrashlyticsしか使ったことがありませんでした…。
どちらもAppleが公式で出しているツールなので、使いこなせるようになるべきかもしれません。
AppleScriptは触ったことすらないので、Metricsを取得する処理の詳細が知りたかったです。
並行開発するとコンフリクトが発生しやすく、いろいろとリスクがあるため、避けるのは正しい判断だと思いました。私は少人数(2〜4人)のプロジェクトしか経験したことがないこともあり、複数の機能を同時に開発したことはない気がします。
直列開発だとブランチが不要なので廃止し、常にペアプロでコーディングして、コードレビューとドキュメントも廃止したとのことです。
正直かなり思い切ったことをしたと感じました。
昨日聞いたときはただ驚いただけだったのですが、改めて考えると非常に面白い試みだと思いました。
自分が考えたことについては後述します。
全体的に自分では思いつかない発想が多く、考えさせられる発表でした。
PayPayフリマ iOS
- 時間:19:50–20:05
- 発表者:大西 智也さん(@tomoya_onishi)
スライドは上げられていないようです。
直前の発表と関連した内容でした。
ペアプロしているため、「Noコードレビュー」はすんなり受け入れられました。
そもそもペアプロの目的がコードレビューしている状態を高めるためのようでした。
しかし、「Noドキュメント」と「Noブランチ」はすぐには受け入れられません。
真っ先に私が抱いた疑問は「新しく開発者がジョインしたときにキャッチアップできるのか」でした。
私が関わってきたプロジェクトの多くでは、基本的にREADMEとWikiでキャッチアップし、必要に応じてプルリクエストを見返しながらソースを理解していました。
それらが全てない状態でどのようにキャッチアップするのか、すぐにはわかりません。
完全にすすさんの言う通りだと思いました。普段からソースコードを読みやすく保っていれば、コミットの単位やプルリクエストの有無なんて関係ありません。
当たり前のことを忘れていました…。
ちなみにコンフリクトの問題は、ユーザーストーリーをうまく分けて解決しているようです。
これで「Noブランチ」は受け入れられました。
残るは「Noドキュメント(技術的な)」ですが、Makefileを作ることで解決できます。
要は、READMEに書いていることを make
一発で行うようにすればREADMEいらないよね、ということです。
Makefileのメリットは、たかねさんの記事がわかりやすいのでおすすめです。
これで全てを受け入れることができましたが、あくまでヤフーさんだからできることです。
メンバー全員が現状の課題と解決方法を理解し、実現する能力がないと不可能です。
いきなりNoブランチ運用をやろうとしても、リポジトリがめちゃくちゃになって終わりだと思いますw
全てはとても真似できないので、Makefileを作るなど、取り入れやすいところから真似していきます。
Yahoo!乗換案内アプリのダークモード対応
- 時間:20:15–20:30
- 発表者:Tatsuya Tanakaさん(@tanakasan2525)
Yahoo!乗換案内をダークモード対応したときのお話でした。
この考えはなかったです。ユーザーが得られるメリットとの費用対効果を考え、ダークモード対応を見送ったプロジェクトが多いと思っていて、その中でこの判断を下せるのは強いです。
Noブランチ運用といい、ヤフーさんの周りが理解してくれる環境はいったいどうなっているのでしょうか笑
実際にダークモード対応しないとわからない内容を多く発表されていて、まさに知見の宝庫でした。
たなたつさんは他でもダークモード対応の発表をされています。
ダークモード対応の第一人者として情報を公開していくのは、本当に素晴らしいことです。
たなたつさんの記事があったからこそ、ダークモードに対応したという日本の方は多いはずです笑
コードを書きながら同時に設計していくためのiOSアプリ開発方針
- 時間:20:30–20:45
- 発表者:kazuhiro4949さん(@kazuhiro4949)
iOSアプリの設計や開発方針についてのお話でした。
ブログも書かれています↓
発表のキモはこのあたりのツイートだと思います。
ハッとさせられた発表でした。
懇親会
- 時間:21:00–22:00
お酒を片手におしゃれなご飯を頂きました✨

懇親会では、ずっとZUMAさんとお話ししていました。
ZUMAさんとは相互フォローしていたのですが、会うのは初めてで、声を掛けてくださって嬉しかったです。
仕事やテストについていろいろお話しできて楽しかったです!
帰り際では、かっくんさんやMonkumaさん、ひっかさん、さかいさんとお話しできました。
実は2020年になって初めてOSSにIssueを立てたのですが、かっくんさんが公開しているツールでした。
ウホーイ史上初のIssue報告↓
迅速にご対応いただいてとても嬉しく、そのお礼を直接伝えられたのでよかったです。
2020年はOSSに貢献していきたいので、みなさんもOSSを使っていて気になることがあれば、ビビらずにIssueやプルリクエストを出していきましょう!
その方が開発者にとっても嬉しいことが多いはずです。
おわりに
私が率直に感じたことです。
ヤフーさんは革新的なことをされていて、すごいと思いました。
考えた結果が本記事の内容です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨