2020/07/09(木)に「集まれSwift好き!Swift愛好会スピンオフ WWDC20セッション要約会 @オンライン」というオンライン勉強会を行い、運営に参画しました。
初めてオンライン勉強会の運営に関わり、様々な気づきがあったので共有します。
もし本記事を読んでくださる方がオンライン勉強会を開催するときの学びになると嬉しいです。
イベントページはこちら↓
今回の勉強会のきっかけ
私はもともとSwift愛好会の運営メンバーではなく、今回のスピンオフ限定で運営に参画しました。
すべてはブラコンさん(@burakon)のツイートに返信したのが始まりでした(ミジャラは私の別アカウントです)。
このノリで実現しましたw
とはいえ実際に需要があるかわからないので、WWDC20に関するオンライン勉強会についてツイートしてジャブを打ったところ、20いいね以上を頂けたので、本格的に企画することにしました。
私はセッションの要約会をしたかったので、それについてGitHub Gistでかんたんに企画書を作り、Secret(URLを知っている人のみ閲覧できる)で公開し、ブラコンさんに加えてろくさん(@66nylon_y)とくれいんさん(@hcrane14)、かびごんさん(@takoikatakotako)の4人にTwitterのDMで送りつけましたw
そしたらみなさん好意的に受け止めてくださり、様々な意見を伺うことができて本当に嬉しかったです。
(突然「こんな勉強会がしたい」って言って企画書を送りつけて、「お、いいねやろ!」ってなる仲間がいるの泣くくらい嬉しいけど本人たちには言いませんw)
最初は何かあったときSwift愛好会さんに迷惑をかけられないので、別の勉強会として開催したいと考えていました。
だけどブラコンさんが「愛好会でやるのあり?」と言ってくださり、私としてもそのほうが参加者が集まってくださるだろうし、動画配信の知識がなかったので、お願いしました。
そしたら!まさかの「運営にぶち入れるよ!」となり、私も運営として参画することになったわけです。
運営の役割
運営陣の役割分担はざっくり以下でした(敬称略、順不同)。
ウホーイ: 企画、connpassの編集、サブMC
くれいん: メインMC、繋ぎスライドの作成
かびごん: Google Meetの部屋立てと入室承認
ブラコン: YouTube Liveの配信、参加者へ動画リンクの送付
ろく: YouTube Liveの監視
jollyjoester: 乾杯ヤー、繋ぎスライドの作成(くれいんさんのとがっちゃんこした)
ほぼ自発的に役割が決まり、自分の役割を理解してサッと動いていたのがすごいと思いました。
みなさんの人柄なのか、普段からの人間関係なのか、業務と違って上下関係がないからなのかはわかりませんが、とても進めやすかったです。
オンラインならではの役割のみピックアップして説明します。
Google Meetの部屋立てと入室承認
Google Meetは登壇者+Google Meet枠の参加者のみ入室できるようにする必要があります。
そのため、部屋に入ってくる人を確認して承認する役割をかびごんさんに行ってもらいました。
YouTube Liveの配信
YouTube Liveについてはまったく知識がないため、ブラコンさんにお願いしました。
動画の画面構成は、左側にGoogle Meet(登壇者の画面共有+カメラ)、右側に#love_swiftのタグで検索したツイート一覧を表示しており、視聴者がTwitterを開かなくてもツイートがリアルタイムで見れるように工夫されていました。
アーカイブとして残しているので、よかったら観てください。
配信専用にMacBookを用意し、ファンと冷えた缶で冷やしながら配信していたとのことですw
配信の大変さを垣間見ました。私も配信できるようになりたいので、どういう仕組みなのか後ほど聞きたいです。
YouTube Liveの監視
映像が乱れていないかや、BANされるようなチャットがないかを監視します。
運営の振り返り
運営について振り返ります。
よかったこと
- 大勢の人が参加してくださった
Google MeetとYouTube Liveを合わせて170名以上の方にご参加いただき、本当に嬉しかったです。
オフラインだと会場の確保が難しいほどの人数でも、実現できるのがオンラインのいいところです。
北海道や名古屋など、関東以外に住んでいる人が参加できたのもよかったです。
談義枠も当初の10枠がすぐに埋まったので、急きょ15枠に増やしました。
- YouTube Liveでも配信した
ZoomやGoogle Meetだと人数制限があったり、入室承認やミュートになっているかの確認が手間だったりしますが、YouTube Liveだと人数無制限で気軽に観られます。
人によってはオンライン勉強会に双方向コミュニケーションを求めていないので、そういった意味でもよかったと思います。
アーカイブとして残せるのもよかったです。 - 発表トラブルがほとんどなかった
別の勉強会でスライドのレイアウトが崩れたり、スライドがめくれなかったりしたので、発表者の方には事前にスライドがめくれるかまで確認していただきました。
そのため、大きなトラブルがなく無事に発表できました。
Google Meetなどのテレビ会議システムで画面共有するのは慣れていないとうまくできず、確認タイムを設けて正解でした。 - いろいろな人とコミュニケーションを取れた
私自身が勉強会をきっかけにいろいろなエンジニアの方と仲良くなれたので、オンラインだと難しいですが、できる限りコミュニケーションを取りたいと思っていました。
くれいんさんが発表の合間に質問やYouTubeのコメントを拾ってくれたのはファインプレーでしたし、私も時間があればTwitterで上げられた疑問をピックアップするようにしていました。
Twitterでタグ付きのツイートにもたくさん返信しました(これはいいのかどうかわかりませんが、文字でもコミュニケーションを取りたかったのです)
Google Meetによる懇親会でも、全員とはいきませんが多くの人とお話しできたのが嬉しかったです。 - 登壇のきっかけになれた
個人的に一番嬉しかったのがこちらです。
一度でも登壇するといろいろなエンジニアの方とコミュニケーションを取りやすくなるので、普段登壇されない方も発表してほしい思いがありました。
そのため概要欄に「LT未経験者大歓迎です!」と書いたのですが、実際にこれを見て登壇を決めた方がいたのが嬉し過ぎました。
わるかったこと
- YouTube Liveだと文字が潰れて読めないことがあった
Google Meetは画質がよかったので読めたのですが、YouTube Liveでは読めないことがありました。
connpassの概要欄に「スライドは大きめの文字で作成してください」と書くのがよかったです。
例えばライブコーディングをされたloveeさんの発表が読めなかった方は、コードと記事のリンクをツイートしてくださっているので、ぜひ読み返してください。
- 予定時間を大幅に過ぎた
21:00終了予定に対し、実際に最後の発表が終わったのは22:00過ぎでした。懇親会が終わったのは23:15でした。
こちらについては賛否両論ありますが、私としてはよくなかったと反省しています。
オンラインなので自由に抜けられるし、あとからYouTubeで見返すこともできるので、延びても大きな問題はないかもしれません。
しかし、後半の発表者の待ち時間が増えるのは申し訳ないですし、楽しくてもオンラインで4時間以上も参加していると非常に疲れます。オンラインとはいえ抜けづらいことも大いにあります。
解決策としては、今回の勉強会で発表にどの程度時間がかかるかわかったので(13人×5分の発表に約2時間半かかった)、それを加味してタイムスケジュールを組むことと、タイムキーパーの人を明確に決めること、そして多くの人に登壇してほしい気持ちを抑え、登壇者の人数を絞ることだと思いました。
当日は発表と発表の間の時間を減らすことを考えてしまいましたが、くれいんさんや他の参加者によるコミュニケーションは必要だったので、それはよくなかったです。 - 各発表のレベル感が話を聞くまでわからなかった
今回はWWDC20に関する勉強会なので、Swiftに詳しくなくてもAppleの技術に興味がある人が多数参加してくださりました。
そのため、複雑なコードが出てくる発表についていけないことがありました。
弊社の話になりますが、社内LTはエンジニア以外に企画や営業など誰でも聞けるので、予め発表者は技術レベルを5段階で明示するようにしています。
勉強会のテーマによってはそのような仕組みを設けてもよさそうです。 - Google Meetのリンクをメールで送ることを伝えていなかった
これは完全に私のミスなのですが、connpassの概要欄にGoogle Meetのリンクを載せるようなことを書いていたのに、実際はメールで送ったので、参加者の方を困らせることになりました。
次からは気をつけます。
Google Meetのように入室制限を設けるならメール、YouTube Liveのように入室制限を設けないならconnpassに直接書くのがいいと思います。
YouTube Liveのリンクをconnpassに直接書いたことにより、飛び入り参加できた人がいたのでよかったです。
- 身内感が出た
勉強会でありがちなのが、すでに仲いい人のグループができていて、その輪に入りづらいことです。
多くの人に参加してほしかったため、できる限り身内感をなくしたかったのですが、結果的にウホーイだらけになって身内感もクソもなかったですw
ただ身内感が楽しそうでよかったという意見も頂いたので、必ずしも悪いことではなさそうです。
みなさんが楽しめたか不安でしたが、楽しめたとTwitterで返信を頂けたのでとりあえずは一安心です。
個人の振り返り
私個人について振り返ります。
よかったこと
- ちょっとしたガヤを入れることができた
私が別のオンライン勉強会で発表したときに、オフラインと違って反応が一切見えなくて孤独だったので、ちょっとした笑いや終わったあとに拍手を入れるよう心掛けました。
ただタイミングを間違えると発表の邪魔になるので、あまり入れられなく、本当はもう少しリアクションしたかったです。無言でうなづくだけなら邪魔にならないので、もっとやるべきでした。
逆に、私が発表しているときにjollyjoesterさんが反応してくださったのは嬉しく、助けられました。
わるかったこと
- けっこう映っていたのにくつろぎ過ぎた
Google Meetは話している人が優先して映る仕組みになっているので、私がけっこうな頻度で映っていたことに、あとからYouTube Liveを見返して気づきました。
全然意識しておらず、缶ビールとナッツをひたすら食べたり、腰が痛くてベッドに座るのと寝っ転がるのを繰り返したりしていたので、恥ずかしかったですw
すぐリアクションを取れるようにするためにマイクをミュートにしていないことがあったのですが、少しだけナッツを食べる音が入っていたのは反省します。 - Air Pods Proの充電が途中で切れた
途中からMacBook本体のスピーカーとマイクに切り替えたのでハウリングが心配でしたが、問題なかったようでよかったです。
これからは勉強会の開始前に充電するようにします。
- YouTube LiveとGoogle Meetのコメントを追えなかった
Twitterでツイートを追うのだけで精一杯で、他のコメントを追えませんでした。YouTube Liveに関しては、Google Meetだけで重かったので開いてすらいませんでした。
ひとりで追うのは難しいので、くれいんさんたちと予めどのコメントを追うか決めてもよかったです。 - 夕食を食べるタイミングを逃した
これはオンライン勉強会あるあるだと思うのは私だけでしょうか?w
開催前に食べればよかったのですが、食べるタイミングを逃しました、、
おわりに
いろいろ反省点もありましたが、結果的にはエモいオンライン勉強会が開催でき、無事に終了して大満足です!
私がSwift愛好会の運営に参画するのは今回限定ですが、また機会があったらSwift愛好会にかかわらず運営側に回りたいです。
また、些細なことでもいいので今回の勉強会でよかったところ、わるかったところがあればTwitterのDMなどで教えていただけると、今後の参考になるので嬉しいです。